データセンター引越しサービス導入事例:
エイボン・プロダクツ株式会社様

エイボン・プロダクツは、ITインフラの移転で悩んでいた。同社のインフラには希少な種類のメインフレームが含まれており、そのホスティングサービスを含めて、サーバー100台超を提供する事業者が皆無に近かったからだ。シーイーシーは、そんな同社の悩みを一挙に解決。手厚いサービスと安心のサポートによって、エイボンのIT運用管理負担も大きく低減した。

導入サービス

※当事例は、「データセンター完全ガイド2015 夏号」の特集で掲載されました。
 データセンター完全ガイド:https://cloud.watch.impress.co.jp/cdc/
 発売元 株式会社インプレス:http://www.impress.co.jp/

レガシーシステムのホスティングで事業者選定が難航

化粧品会社のエイボン・プロダクツ(以下、エイボン)は、近年ではオンラインショッピングにも力を注ぎ、ここ数年来、新しい顧客サービス/顧客コミュニケーション手法を模索している。
その改革の取り組みの中で、社内に設置していたITインフラ――具体的には、約100台のサーバーとメインフレームを全面的に外部のデータセンターに移設・移管する必要に迫られた。 そこで、同社のIT 部門(IT 部)は2013年からデータセンター事業者の選定を始動させたが、その作業が難航する。理由は、エイボンのメインフレームOSが日本で数社しか稼働していない希少なOSのため、 そのホスティングサービスを引き受ける事業者が皆無に近かったからだ。
エイボンの希少なメインフレーム・システムは販売・流通系の基幹業務に利用されており、破棄はできない。それどころか、停止が許される時間も土日・祝日の48時間以内に限定されていた。

「シーイーシーの運用サービスは安価なうえに高品質。本当に助かっています」と評価するエイボンの大島氏

エイボンの IT部 インフラストラクチャ&コンピュータオペレーションズマネージャーの大島桂一氏は、当時の苦境をこう振り返る。
「ホスティングをあきらめてハウジングで対処する手もありましたが、何しろ古いメインフレームでしたので、仮に壊れれば、48時間以内での復旧は不可能となり、一貫の終わりです。 つまり、ホスティング以外の選択肢はなかったのです」

困り果てた大島氏は、メインフレーム・ホスティングを引き受けると言ってきた唯一のベンダーに発注をかけようとした。そのベンダーの提案は満足のゆくものではなかったが、他に選択肢がない以上、 そうするしか手はなかった。そんな苦渋の決断を下そうとしたとき、大島氏はシーイーシーからの提案を受ける。内容を見ると、メインフレームのホスティングを引き受けるうえに、ランニングコストが安価。 サービスも充実していた。また、もともとエイボンではバックアップ用のテープメディアの保管をシーイーシーに委託していた。そのため信頼性の面での不安もなかった。
「加えて、シーイーシーは元々のサービスメニューになかった要望にも柔軟に対応してくれました。それも心強かったですね」と、大島氏は振り返る。

メインフレーム専門のエンジニアによるスムーズ移行 移行後のトラブルもゼロ

シーイーシーのデータセンターに対するITインフラの移行作業は2013年11月の連休中に実施された。その際、初めてのケースのネットワークトラブルが発生したが、 同様のトラブル経験があるシーイーシーのエンジニアのアドバイスによって事なきを得たという。

「また、トラブルによる遅れを取り戻すためにシーイーシーは作業面でいろいろとカバーしてくれました。結果的に36時間で移行作業が完了し、移行によるビジネスへの影響をゼロに抑えることができました」と、エイボン IT部 オープンシステムデベロップメントの平野勝也氏は語り、次のように付け加える。
「仮に、シーイーシーの運用管理サービスがなければ、48時間以内に移行を完了させることはできなかったかもしれません。本当に感謝しています」

「お客様のシステム運用には、強いこだわりを持って臨んでいます」と語るシーイーシー外薗

運用負担が大幅減 将来を見据えたIT戦略の検討へ

(写真左から)エイボン・プロダクツ株式会社 IT部インフラストラクチャ&コンピュータオペレーションズマネージャー 大島桂一氏、IT部 オープンシステムデベロップメント 平野勝也氏 株式会社シーイーシー データセンターサービス事業部 データセンターサービス部 部長 外薗克哉、同部 グループマネジャー 粕谷英樹

ITインフラの移行後も、メインフレームも含めてシステム上のトラブルは一切発生していない。背後には、ユーザーのシステム運用手順を正確に把握するシーイーシーならではのアプローチと努力がある。
シーイーシーデータセンターサービス部部長、外薗克哉は言う。
「当社には、運用上のミスや属人性を排除するために運用手順を可視化し、ドキュメント化するという運用ポリシーがあります。とりわけ今回のケースでは、運用上の特殊性が強いメインフレームが含まれていたので、エ イボン様の元にお邪魔し、手順をビデオで記録するという工夫も凝らしたのです」

こうしたシーイーシーの取り組みとサービスは、結果的に、エイボンのシステム運用負担を大きく低減させた。
「メインフレームやレガシーシステムを含めたマルチベンダーのIT 環境について、ビジネス影響を最小限にし、かつ安全に移行することが我々のミッションです。エイボン様でお喜びいただいたことを契機に、今後も、さまざ まなメニューを取りそろえていきたい」と、外薗は意欲を見せる。

「夜間運用などをシーイーシーに移管できたので、私にも時間的な余裕が生まれ、IT 戦略の検討といった本来の業務に多くの時間を割けるようになりました」と、大島氏は言う。この言葉を受けたかたちで、シーイーシーデータセンターサービス部グループマネジャーの粕谷英樹は次のように語る。
「私たちが最も重視しているのは、お客様のビジネスの成功です。そのために、現場裁量で活動できる体制を整えていますし、いざというときにも臨機応変に動けるようにしてあるのです」
エイボンは現在、懸案だったメインフレーム・システムのオープン化(ERPシステムへの移行)やクラウドの活用など、さまざまな計画を練っている。大島氏によれば、シーイーシーのサービスには非常に満足しており、同社の クラウドサービスも視野に入れたいとのことだ。 

図 エイボンのITインフラの変遷

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